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夏は不動産売却が難しいってホント?理由や売り時について解説

不動産売却では売れ残りや値下がりなどの心配事も多く、できることならスムーズに売却をしたいもの。スムーズな売却には、販売価格の設定や内覧対策などの売却活動が重要ですが、合わせて売却時期も考えておきたいところです。中には「夏場は不動産売却が難しい」という話を聞いたことがある方もいるはず。そこで今回は、夏場の不動産売却が難しい理由や売却がしやすい時期について解説します。

夏に不動産売却が難しい理由

一般的に8月は不動産売却の閑散期とされています。公益財団法人・不動産流通推進センターの発表している「不動産流通動向月次概況 令和5年4月」のデータを見ても、8月の成約件数はガクッと下がっています。

8月の不動産売却が難しい理由としてまず挙げられるのが夏の暑さ。厳しい暑さの中、不動産会社へ行き何件も内覧をすることを望む人は少ないでしょう。また、すでに空き家となっている物件はクーラーなどもないため、なおさら内覧をするにはつらい環境です。

また、8月は子どもの夏休みやお盆などがあり、不動産会社も休みとなるだけでなく物件探しをする人が少ないのも理由の一つ。8月と同様に年末年始の長期休暇が絡む1月も不動産売却が難しい時期とされています。

不動産を売却しやすい時期は?

夏場は不動産売却が難しい時期として知られていますが、反対に不動産売却がしやすいのはいつなのでしょうか。

2~3月

4月の新生活を控えた2~3月は不動産売却の繁忙期です。子どもの入学や進学、就職、転職、仕事の異動など、さまざまな理由に合わせて不動産を求める人が多くなります。不動産売却の時期に余裕があるのであれば、2~3月に合わせて売却活動の開始を考えるのがオススメです。

9~11月

2~3月ほどではありませんが、9~11月も不動産売却が活発になる時期です。人事異動による転勤などで引っ越しをする家庭も多いため、不動産需要が高まります。また、夏の暑さも落ち着く秋口は、内覧などの活動がしやすい季節なのも理由の一つかもしれません。

3カ月~半年ほどの売却期間を考えて開始時期を決める

不動産売却は、売り出したらすぐに売れるというものではなく、売却までは3カ月~半年ほどかかるのが一般的です。そのため、繁忙期に売却したいと考えるのであれば、その少し前から売却を開始する必要があります。

8月は不動産売却の閑散期ではありますが、繁忙期の売却を目指すのであれば「不動産会社の選定」「周辺の不動産情報」「内覧対策」「仮住まいや引っ越し先の準備」などの不動産売却の準備を進めておくと安心です。また、9~11月で売却したい場合は、8月には売却を開始しておきましょう。

閑散期の売却で早期売却ができることも

基本的に売却が難しい閑散期は、売り出す物件も少なくなります。そのため、ライバル物件が少なくなりスムーズな売却ができる可能性も。「なるべく早期売却したい」「不利な条件がある」という場合は、8月の売却を目指すのも一つの手です。まずは、不動産会社と相談しながら、売却時期の調整や不動産買取などの選択肢を含めて検討しましょう。

売却時期を見据えて計画的な不動産売却を

スムーズな売却には売却時期を見極めることも大切です。売却する物件の特徴や希望売却時期をふまえた上で売却時期を決定しましょう。売却には3カ月~半年ほどかかることをふまえて、早め早めの行動を心がけて準備を進めておくと安心です。

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