不動産売却時に行う内覧は、契約が決まるかどうかを左右するといっても過言ではない大事な機会です。
それだけに、何としても内覧を成功させたいと思うはず。そこで今回は、内覧の際にありがちな失敗例と内覧を成功させるコツについて紹介します。
「スムーズに不動産を売却したい」「内覧で断られた経験がある」「初めての内覧で失敗しないか不安」という方は、ぜひ内覧のポイントをチェックしてくださいね!
不動産売却時の内覧でありがちな失敗例
実際に物件をチェックされる内覧では、何気ないことが失敗のきっかけとなる恐れもあります。そこで、まずはありがちな失敗例を見てみましょう。
家族全員で立ち会う
せっかくの内覧だからと、家族全員で内覧者を迎えようと考える方もいるかもしれません。しかし、内覧に来た方が委縮してしまい、十分に内覧ができない恐れがあります。また、室内に人が多いとそれだけで狭く見えてしまうこともあるため、できるだけ1人、多くても2人で対応するのがオススメです。
最初からお茶を出してしまう
内覧で大事なのは、内覧に来た人が見たいところを自由に見て回ることができるようにすることです。お茶を出してしまうと、内覧者は物件を見て回ることができなくなってしまいます。そのため、お茶を出すのであれば、内覧が長引いているときなどタイミングを見計らうようにしましょう。
部屋が暗い
どんなにきれいな部屋だとしても薄暗いと良い印象は持ってもらいにくいもの。そのため、部屋の扉やカーテンなどを開けたり照明をつけたりして、部屋を明るくしましょう。扉やカーテンを開けておくことで解放感が演出できるのもポイントです。
傷や汚れを隠す
壁やフローリングの傷や汚れはマイナスな印象を与えるため、隠したくなる気持ちはわかります。しかし、傷や汚れを隠していると、のちに大きなトラブルに発展しかねません。小さなものであれば隠さずに見てもらうほうが安心です。傷や汚れがひどい場合は、事前に補修などを検討しておきましょう。
マンションの場合は共用部も要チェック!
マンションの共用部は住んでいる人たちのマナー、管理組合の活動、管理会社の対応などが現れる場所です。そのため、マンションの売却を考えている場合は、部屋だけでなく共用部もしっかりとチェックしておきましょう。
内覧を成功させるコツは?
内覧を成功させるには、相手に好印象を持ってもらうことが大切です。では、内覧で好印象を持ってもらうためにはどのようなコツがあるのでしょうか。
掃除はしっかりと行っておく
不動産売却の基本ですが、内覧までにしっかりと部屋の掃除を行っておきましょう。内覧ではどこまでチェックされるかわからないので、水回りはもちろん、押し入れやバルコニーまできれいにしておくことが大切です。また、住んでいると気づきにくいニオイにも注意しておきたいところ。消臭や換気をして内覧者を迎えましょう。
新しいスリッパを用意しておくと好印象
気持ちよく内覧をしてもらうために、新しいスリッパを用意しておくのがオススメ! 使用感のあるスリッパの場合、それだけで引かれてしまうケースもあります。付き添いでくる不動産会社の方と内覧者が家族でくる場合を考えて、少し多めに新しいスリッパを用意しておくと良いでしょう。
アピールポイントをまとめておく
不動産の売却では、立地や築年数などのほかに「その物件ならではの良さ」も重要なポイント。近所のオススメスポットやベランダからの景色、周辺の環境など、アピールポイントを伝えられるようにしておきましょう。ただし、アピールが強すぎると引かれる恐れもあるため、適度に伝えるのがコツです!
質問には答えられるように準備する
内覧者からは物件の売却理由などを問われることがあります。質問された際に考え込んでしまうと「いえないことがあるのかな?」と、内覧者を不安にさせてしまいます。そのため、事前に回答を考えておきスムーズに答えられるようにしましょう。売却理由がネガティブな理由だったとしても、変に隠さずに伝えたうえでフォローの言葉を添えるのがポイントです。
内覧を成功させてスムーズな売却を!
内覧は不動産売却を成功させるための大きなイベントです。スムーズに不動産売却を進めるためにも、失敗例と成功のコツを踏まえて、より良い内覧を目指しましょう!